muttenz's blog

スイス星空だより

KaiV37 これは何だ?!の続き

天気が思ったほど良くならず、この星の観測を続けたいのですが、できません。仕方なく、データをいじくりまわしているだけです。

この星の観測データがCRTSにあります。

そのデータを使ってPDMで周期を求めると、P: 0.4089225 d.が得られます。

その周期で位相図を作りました。

f:id:muttenz:20170525001422p:plain

一見、これはなんだろうという感じです。

周期を半分、P/2にして位相図を作ります。

f:id:muttenz:20170525001531p:plain

おお、何か見えてきますね。

同じ要素で2016年の観測データを使って位相図を作りました。P/2

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元期は適当に選んだので意味はないのですが、二つの位相図を見ると極大、極小の場所、カーブの形までかなり似ています。

CRTSの最初の位相図の場合のように周期Pと2016年のデータを使って位相図を作るとやはりごちゃごちゃの感じ。

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当たり前なのですが、CRTSデータの最初の位相図に似ています。

これらの要素で2017年の観測データから位相図を作ります。

P/2

f:id:muttenz:20170525002709p:plain

今度はP/2がだめですね!

Pでやってみます。

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良さそうです!前回のブログのとほぼ同じようなものができてこれはRRでしょう。RRならば周期0.4日はちょうど良いのですが、変動範囲がちょっと狭い。

RRの場合ライトカーブが時間と共に変わっていくのは珍しくないようです。(Blazhko効果)

ただ、周期が変化してほぼ2分の1の周期となることがよく起こるのかは知りません。