食変光星FY Oriの極小を観測
この食変光星はHoffmeisterの記事によればOosterhoffという人に発見されたが、彼が観測していて変光範囲が発見者の記録よりもっと大きいことに気がついたそうです。しかし他の時にはこれほど大きな変光は見つからなかったと書いています。(下記の記事参照)
(Oosterhoffはオランダ、オールトと一緒にライデン天文台で働いていた人と思われます。
Pieter Oosterhoff - Wikipedia)
以来極小観測はどうもなさそうです。なので当然周期はわかっていませんでした。
一年前にこの星のASAS-SN Sky Patrolのデータから周期を見つけて、観測しようとしたのですが、チャンスに恵まれませんでした。その時の要素で出した予報によればこの2月12日に第一極小があるはずなので11日に予備観測をし、12日には無事に第一極小を観測できました。
ディスプレイを見ていてもどんどんと暗くなっていき、また明るくなっていくのがわかるほどです。しかし、暗い!!極小時には17等台になりました。おそらく74年ぶりの極小観測です。