V443 Cas のデータ改訂をVSXに登録
昨年この変光星について何度もブログに書いています。
カシオペア座の周期不明の食変光星の周期をASASSNデータで探そう - muttenz's blog
この後数回書いています。
もう一度概略を書きますと、V443 Cas は1967年のAN (Astronomische Nachrichten) にHoffmeister が1939年の発見を報告しています。(彼はこのあくる年1968年になくなっています。)ただ、一回の極小しか記録されておらず、もちろん周期もずっと未知のままでした。GCVSやVSX、O-C Gatewayにも周期は書かれていませんでした。
VizieRには最近になってパンスターズのデータから作られたRRLyrae(!)のカタログに周期が載っていて、0.2228.....とありますが、今回デタラメと判明。
例のごとく昨年ASAS-SNのデータを使えるようになってすぐに周期がわかり、昨年、第一極小を私と倉敷の赤澤さんが観測できました。
V443 Casの続きです - muttenz's blog
しかし第二極小をきちんとは観測できず、昨シーズンは終わってしまい、VSX登録もできませんでした。
今シーズンになって9月27日に第二極小観測のチャンスが到来。できました!
これを昨年来の位相図に入れました。
これでVSXに登録できます。今朝登録して、めでたく、先程OKのメールが来ました。VSXのサイトです。
https://www.aavso.org/vsx/index.php?view=detail.top&oid=6774
赤澤さん、どうもありがとうございました!