muttenz's blog

スイス星空だより

PDMで周期解析しよう

ASASの食変光星の周期をチェックする計画ですが、赤経12時台までほぼ終わったので、次の赤経3時間分をチェックし始めています。

やり始めてちょっと不思議な現象です。この間からやっているように、ASASの周期と、CRTSのサイトでPeriod Searchで出てくる周期を比べてみると、今まではCRTSの周期の方がだいたい信頼出来る値で、ASASのほうがやや怪しかったのに、赤経12時を境に状況が反対になってしまった。

例えば、ASAS143043+0905.1の場合CRTSのサイトでPeriod Searchさせると

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どうみても周期があっているとは思えません。

この同じデータをASASの周期0.234117dでPhase Plotさせると

f:id:muttenz:20130425012309j:plainこれなら周期はほぼ合っていますね!

このデータをダウンロードしてPDMで解析すると、周期として 0.2341193dが得られました。その周期で作ったPhase Plotが下の図ですが、位相はずらして合わせてはいません。

f:id:muttenz:20130425012706j:plain

  この極大の部分が潰れたりしているのはおそらく極大の光度が13等を超えて、やや飽和しかかっているからでしょう。(データにSaturated Possibleとありますから。)

 

この間から調べていてとても綺麗なPhase Plotがありました。データはCRTS。

ASAS080244+1143.5で、周期は0.5088634dです。(ASASでは0.508856d)

ええと、どなたかこの変光星タイプを教えて下さいませんか?お願いします!

GR Tauの特徴と似ていると思うんですが。(極大に2種類の明るさが在る。)

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