PorrentruyからSaint-Ursanneへ
Porrentruyではこの可愛らしいホテルで一泊しました。部屋数は少ないですが、清潔でとても感じが良いホテルでした。
Auberge du Moutonは「旅籠屋ひつじ」とでも言うのでしょうか。Aubergeとdu Moutonの間になんと1715と書いてあります。創業1715年なのでしょうか?!でもとにかくかなり古そうで、博物館に古い絵葉書を収集したものが展示されていて、その中にこの旅籠屋のカードもありました。ただこの頃はRestaurant du Moutonとなっていて旅籠屋ではなかったかもしれません。
ヨーロッパのいろんなお店では看板をこんな風にかけます。青空を背景に綺麗です。
二日目は朝食後、ホテルのすぐ近くに「フーコーの振り子」があると言うので見に行きました。
高さはそれほど高くなく、10メートルぐらいです。私が小学生だった時に上野科学博物館に連れて行ってもらった時に見たフーコーの振り子は今でも眼前に思い浮かべられるほど強烈な印象でした。あれは階段の一番上から地上階までだったから相当に高かったと思います。
これは真夜中に動かし始めれば今の時刻(9時半)を指すはずですが、振り子が示す時刻はだいぶ遅れていました。きっと適当に振り始めたのでしょう。これでは振り子の振れる向きがだんだん変わっていくのがすぐにはわかりません。。。
フランス語で説明がありました。
フーコーの振り子によって地球が自転している事が証明できるとか、振り子の向きが変わるのではなく、地面が地球の自転によって回転しているのだとか。それから、ここでの振り子が360度まわるに必要な時間は 1恒星日/sin 47.41(この土地の緯度)= 32.5 時間 とまで説明されています!
この説明中にフーコーが1851年パリのパンテオンに設置した振り子のことが書かれていて、なんと振り子の重量28kg、長さ67m、一回の往復時間は16.5秒、最大振幅は6mとあります。これだと一回行って帰ってくると元の場所から数ミリメートルずれるそうです!
フーコーの振り子を見学してから、車で20分足らず走って別の美しい町、Saint-Ursanne (サンチュルサンヌ)に向かいました。
続きはまた明日。。。。