Canon EOS Kiss X7 のリニアリティーについて 補遺 (cG - V) と (B -V)の関係
これから書くことはCanon EOS Kiss X7のリニアリティとは直接関係は無いのですが、その時に調べたデータからcGmagとVmagのズレが星の色によってどのように変わるかを数少ないデータですが調べてみました。
調査では15の色々な明るさの星を選びましたが、星の色 (B - V) も(ある程度意識的に)0から1.9ぐらいの広い範囲で選びました。
下は全部の星を使った場合の相関図で、相関係数は0.53ぐらいです。
右下の端の2つの星が全体の傾向から外れています。線形近似の係数も0.07程度になりました。
B - V < 1.8の星に限る、つまり右の方の3つの星を除いて相関図を作りますと、相関係数は0.96ぐらいになります。
cGでは星の色が赤くなるとVより暗く写ってしまうようです。
もっと沢山の星、例えば散開星団のようなかたまりをいっぺんに撮影して統計をとったら良いのでしょうが、とりあえずこのような傾向がありそうです。