周期を2倍にして9月19日までの2020年の全観測データを位相図にしました。

この要素でそれぞれの極小付近を拡大してみますと。


第二極小がフェーズ 0.5 より少し左にずれていて、この星のシステムが楕円軌道を描いていることがわかり、周期も今までの2倍と確定できました。ブログの前シリーズで紹介したKaiV110の場合は、長い周期を考えていたのがどんどん短くなり、最終的には1日あまりになったのに対して、今回のKaiV107では短く考えていたのが、2倍2倍と、どんどん長くなっていきました。
この発見のきっかけとなった9月18日の観測データはフェーズ 0.5 のあたりの少しスキャッターが多く幅が広い部分で、第二極小のズレは位相図ではほんの少しに思えますが、観測では約1時間のズレとなったわけです。