muttenz's blog

スイス星空だより

ASAS142124+1813.1 のphase plot

昨日書いたようにこの星の周期や変光範囲などのVSXデータを改訂しました。その際

周期を求める時にASAS、APASS、観測データをまとめて周期の値を少しずつ、0.000001、変化させてみました。

これらは上から順に周期を0.242714、0.242715、0.242716日にとったphase plotです。

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ASAS、APASSデータがだんだん左から右へずれていくのがわかりますね。

真ん中の0.242715 d.を周期として選択しました。

この食変光星のタイプを僕はEBとしたのですが、セバスティアンはEWに変えました。どうしてだとメールで質問したら、「確かにこのカーブの形はEBだが、第一極小と第二極小の光度差がわずかに0.09等であることと、周期が0.2427とEBにしては短すぎるので、EWの方が適当であろうと思われる。ただ、B-Vがかなり青いのはA8を、J-KはF2あたりに対応していて、大変興味深い星だ。」と返事してくれました。