食変光星 TU Lyn
このところ天気は悪いし、セバスチャンはまだ休暇から戻らないし、データマイニングでもやろうかと、例のBAVのあまり観測されていない食変光星を一つ選びました。
やまねこ座で、一つ80年来極小が観測されていない星があり、それが、TU Lynです。
1929年から1936年まで写真観測で8回極小が観測されて以来、極小観測はゼロです。AAVSOにもVSOLJにもありません。(AAVSOにスナップショットの観測がいくつかあります)
まず、VSXに記載されているデータです。
38.9461日は長い周期ですね!食の時間が4%ということは周期があっているとするとなんと1.56日、37.4時間です。減光、増光にそれぞれ19時間弱かかるというわけです。
まずどんなSurveyがあるかというと、
NSVS、SWASP、APASS、KWSにデータがありました。とりあえず、KWSで様子を見てみました。
まず、VSXにある元期と周期で位相図を作ってみます。
フェーズ0.0のすぐ左に極小らしいものが見られます。かなり見込みがありそう!