muttenz's blog

スイス星空だより

アイスランドの旅 三日目

三日目になっても相変わらず雪が時々大変に強く降る天気ですが、予報ではだんだん良くなるとのこと。それならばと、アクレイリから見て北の、フィヨルドの入り口あたりの漁港、Siglufjürdur(なんて発音すればよいのかよくわからない!Sigloと省略で呼ぶこともあるようでした。)まで友人の4輪駆動のジープでで行くことにしました。

車で30分ぐらいで、夏ならWhale watchingでものすごく賑わう港に行きました。

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運が良ければ今頃でもクジラは見えることもあるとか。

人っ子一人いないところに、どうしたわけかチャオチャオが一頭だけ寂しそうに番をしていて、そばに行ったら嬉しそうにじゃれついてきました。そうこうしているとまたすごい吹雪がやってきます。

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黒雲と共に雪が猛烈に降ってきました。

この先走り続けるかちょっと迷ったのですが、天気予報を信じて前進!そしたら晴れました!

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こころが自然とゆったりとしてくる眺めです。

目的地のSiglufjördurについてお昼ごはんを頂きました。すごく美味しいタラでした!

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Siglufjödurの漁港。

この漁港はかつてものすごい量のニシンを水揚げしたところで、「ニシン博物館」があります。3つもの大きな建物(おそらくもとは倉庫)に本物の漁船なども展示してありました。

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本物の漁船、その手前に当時の女工さんを木の人形で作ったのがおいてあります。

大量のニシンからは食料の他、オイルや魚粉が製造されました。そのための機械やら工具がおいてあり、工程などが詳しく説明されています。女の人たちはニシンを一匹ずつ頭を切り離す仕事をすごいスピードでやらなければならなかったようですが、それが5ミリと狂ってはいけないらしい。このおばさんは一休みしてタバコを一服している様子。

漁船の中も見られます。

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当時のままの漁船の中の台所。

このすぐ脇には寝所があり、6人くらいが住んでいたようです。

夕方アクレイリに向かいましたが、往路では雪やら氷があって運転にはかなり注意が必要だったのに、天気が良いのでもうすっかり融けてきれいになっていました。