KaiV87 の第二極小を観測した?
昨日の続きですが、書いたように第二極小を観測することが大事と思っていたら、幸運にも一週間後の11月29日にチャンスが来ました。今までの食要素での予報は22.74UTです。天気がまた不安定で雲が時々やって来ました。
その晩のライトカーブです。
雲が来て、ライトカーブに穴が空いてしまいました。しかし、予報の22時すぎには20時ごろよりむしろ明るくなっているように見え、ちょうど雲のために空いた穴あたりが一番暗くなっているようです。これはおそらく雲が来たためにあたかも減光しているようになってしまったのだろうと思いました。
それでもとにかくこの晩のデータを位相図に入れてみました。フェーズ0.5直前の青のデータです。
そのあたりを拡大してみます。
なんと、以前に観測した少々減光しているデータ(黒色)にピッタリと重なります。この減光は雲のせいではなさそうで、その後スキャッターがひどいものの、どうも増光しているようです。
まだ確実とは言えないのですが、この第二極小はフェーズ0.5より少し早く来て、弱い楕円軌道かもしれません。
このところ、そしてこれからもしばらく天気予報がよくないので、これを確かめるチャンスがいつ来るか皆目見当がつきませんが、いつかやれるでしょう。それを楽しみに待つことにします。