「ASASの周期を系統的にチェックしてみよう 」の続きです
今回は周期が間違っているとかより、どうも変光していないのではないかというはなしです。
ASAS152707+0152.9という星なのです。ASASのサイトでPhase Plot を見ると
周期は0.171531dと書かれてますが、点々(データ数は80)がバラバラにプロットされていて、ここから周期性のある図形を見て取るのは難しいですね。
CRTSの方のデータ(データ数は280)を見てみましょう。
データを数値で見ると、14.28を中心に14.26から14.30の間にほとんど全部入っています。ASASデータのばらつきに比べると一桁小さいです。
ただ、気になるのはMJD54256と55618に見られる計3つの暗いデータです。(ただし、55618の2つのデータは全く同じMJDで二つの光度になってます。)これらがリアルなのか、何らかのミスでしょうか?
どちらにしても、ASASのデータ(データ数は80)は器械の限界光度にちかくて起こったスキャッターと思われます。