KaiV34をVSXに登録
KaiV34は昨12月末にKaiV35と同じ写野で直ぐ側に見つかった新変光星です。
1月半ばまでの観測でできた位相図です。
フェーズの0.5のあたりがまだ観測できていませんでした。まあこのカーブだとEWであって、EBとはまずならないと思いますが、第二極小の光度がどのくらいなのかまだ決まっていません。1月2月と天気が悪いうえ、少しでも晴れたらKaiV33の観測をしなければならず、これでは来シーズンに持ち越しかなぁと思っていたら、先日3月9日に数時間晴れ間があって、ちょうどその時にこのKaiV34の第二極小があったのです。奇跡的!
その御蔭で全位相の位相図が完成しました。例のごとくSWASPのデータはそばにある15.8等の星でdeblendしてから更に0.16等暗くしました。
第一と第二極小の明るさをできるだけ正確に目測するためにそれぞれの極小付近を拡大して図を作成します。
これで目測した極小光度を予めセバスチャンにメールでこんな値でどうだと尋ねたら、「極小値を目測するのがうまくなったなぁ。訂正の必要なし」と言われた。
3月11日にめでたく位相図やデータなどをVSXに送って登録申請。その日のうちに受理された。
https://www.aavso.org/vsx/index.php?view=detail.top&oid=470052
これで、KaiV32からKaiV35まで全部登録できた。