KaiV35 の結末
いろいろ今まで書いたようなことをセバスチャンに書いて意見を訊いたら、大事なこと2つと書かれました。
1.ある星のデータが他の星の光が混入している場合、どのくらい混入しているか、どの範囲で混入しているかなどは極めて推定しにくい。
2.今回のようにお前のVフィルター観測が完全にできている場合、SWASPデータをVスケールに合わせようとしても、もとよりSWASPのCVフィルターなるもののゼロ点はよくわからないので、光度をどんなにいじろうがあまり役に立たない。周期を正確に求めるためには光度がVスケールのどこにあろうが重要ではない。
との注意を受けました。というわけで、今まで書いたようなことをやってもまあ無駄でした。
なので、極めて普通にKaiV35のSWASPデータをA星の13.57でdeblendしてさらに+0.44等ずらした。そうやってできた位相図。
これを使ってVSXにKaiV35を登録申請、無事に受理されました。
https://www.aavso.org/vsx/index.php?view=detail.top&oid=470041
これで、今までVSXに登録できたKaiV新変光星は23個になった。
この機会にKaiVのナンバーが記載されていなかったのも追加記入させてもらいました。