スイス天文協会同好会の会誌 ORION
スイスにはアマチュア天文家の集まりがあり、SAG (Schwizerische Astronomische Gesellschaft) といいます。一度ブログでその集まりのことを書いたことがあります。
その同好会で年に6回、隔月でOrionという名の会誌を出しています。今年はOrion創刊75周年だそうで、かなり歴史のあるものです。最新号の表紙です。
これは皆さんご存知の「月への第一歩」ですね。内容全部を紹介するのはちょっと多すぎるので、一部をご紹介しましょう。
来年早々1月21日の未明にスイスで皆既月食がはじめから終わりまで見られるという記事です。日本ではもう夜が開けて月は沈んでいますね。
次の記事は、まだ私は見たことがないのですが、スイスの200フラン札が新しくなるそうです。その図案が実に変わっています。宇宙の創生から形成の歴史を描いています。
左下の円内はビッグバンを、その後に素粒子が作られ、それから水素とヘリウムが作られた様子を表しているそうです。
もっと離れると星や銀河、そして太陽系が形成された様子が描かれています。
右上の写真はスイス国立銀行のアプリをダウンロードするとリアルタイムでお札の周りに今の惑星の配置が見られるとか。。。
左下の部分を拡大しました。
小さな字でプランク期、インフレーション期、などなど細かく時代区分と時間経過が書かれています。
スイスもなかなかやりますね!