V371 Casを観測 位相図の謎?
新年に入ってからわりと天気が良く、昨晩(5日夜)も一晩中晴れていました。
2年前に一度観測してずっと休んでいた星、V371 Casの極小があり、それを観測できました。
一番暗いときは17等台になりました!
今までの観測(たった2回)とAPASSやASAS-SNなどと組んで以前に位相図を作成しました。周期と元期はGCVSにありました。
これだと位相0.5になんの変化もなさそうです。
そこで2倍周期でASAS-SNデータの位相図を作成してみました。(元期が上のとはちょっと違っていますが)
なんとなく極小の深さが違うように見えます。ひょっとしたら周期はGCVSの2倍かもしれません。その要素で予報を出していたら昨晩に第二極小があるはずでした。
はたして、第二極小の方が第一極小より浅いとの観測結果が出ました。
位相図です。
ただ、この結果に頭を悩ましています。
図としてはEAで良くある形なのですが、その食の深さが深すぎるように思われます。
第一極小は約2等級の深さ、第二極小は1.5等級の深さです。
こういうことはあり得るのでしょうか?それぞれの極小値がそれぞれ伴星、主星の明るさだとすると合成等級は16.8等ぐらいにしかならないのです。それとも周期は二倍ではなく、暗い方の星が変光しているのでしょうか?
どなたか、この謎を解くアイデアを教えて下さいませんか?